文系学部からものづくりの

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製造一部 ノズル製造課

西江 圭太郎

KEITARO NISHIE

2012年入社

大工をしていた文系学生時代

もともとものをつくることが好きで、学生時代は大工のアルバイトをしていたほど。文系学部出身ですが、就職先に製造関係の企業を選ぶことに何の違和感もありませんでした。大工は段取りを一歩間違えれば命の危険を伴う仕事です。あらかじめきちんと作業内容をイメージしてから物事に取り組むという姿勢は、今の工具づくりにも大きく役立っていると思います。

ものづくりが趣味だった、と言っても、大学や専門学校、高校などでしっかりと理系・機械系を学んできたひととは知識の量に最初は大きな差がありました。しかし化繊ノズル製作所は一般的な製造業に比べてかなり特殊。学校で学べる範囲とは異なることもたくさんあります。

わからないことだらけのスタートでしたが、「自分自身の努力で絶対に追いつける」とがむしゃらに頑張ってきた結果が今につながっているのではないでしょうか。

自分にしかできないことをする喜び

いま自分が任されているのは、ノズルに穴を開けるために使う「工具」と呼ばれる部品をつくる仕事で、顕微鏡で覗いてやっと判別できるくらいの繊細な加工技術が求められます。特に一部の工具は化繊ノズル製作所の中でもほんのひと握りの人間しか携わることができない珍しい仕事。自分がいなければ生まれない工具がある。そう思うと、やりがいをとても感じます。

精密工具関連の展示会に行ったことがあるのですが、いろいろなメーカーの方とお話をしていても、やはり化繊ノズル製作所のサイズ感とは違いがありすぎて話がほとんど合いませんでした。その時に感じたのは「やっぱりうちって圧倒的にすごいんだ」ということ。それはきっと日本だけでなく、世界を見渡しても同じ。とても誇れることだと思います。

いつか誰もつくったことのない工具を

仕事をする上で大切にしているのは、自分に依頼をしてくれる現場スタッフの信頼を裏切らないことです。

工具の精度にばらつきがあれば、それを使ってつくる製品にも影響が出ます。現場にとってそれは致命的なこと。それがつづけば自分への依頼が減ってきますし、工具のつくり手として価値が無くなります。だから現場の信用を裏切らない工具をつくること、それをいつも心がけています。

目標はまだ誰もつくったことのない形状の工具をつくること。道具選びから試行錯誤しながら、いつか新しい工具がつくれれば、新しい穴が開けられるようになり、そしてこれまで世界になかったものがそこから生み出されるかもしれない。そんな日が来ることを夢見ながら、毎日の仕事を頑張っています。

MESSAGE to YOU

未来の後輩たちへ

文系からでも、ものづくりの世界で働けます

自分自身が就職活動をしていたとき、製造業のメーカーに面談に行くと「文系学部だから」という理由で門前払いされることもありました。でも本当に自分がものづくりの道に進みたいなら、そんなことにめげていてはいけません。理系と文系、働いてしまえばそれほど差があるわけではありませんし、すべては自分次第です。僕と同じようにものづくりが好きな文系学生さん、ぜひ自分の好きな道に突き進んでください!

化繊ノズルには可能性を生かせる場所がきっとあります。
自分らしく活躍したいあなたのエントリーをお待ちしています。

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